みなさん、こんにちは!yui ( @yuitabi_book )です!
みなさんは、世界遺産として登録された最初の世界遺産をご存知でしょうか?
現在、1,154件もの世界遺産があります!(2021年時点)
その中の 12件が第1号として最初に世界遺産登録 されたんです!
今回は、その12件をご紹介いたいします。
✔最初の世界遺産は、いつ登録されたの?
世界遺産登録の始まりは、1978年。この年に最初の12件が登録されました。
世界遺産についての知識をまとめたブログも、あせて読んでみてください♪
12件のなかには、知名度の低い世界遺産も含まれていますが、
どの世界遺産も登録されるに値する高い価値があります。
ガラパゴス諸島 / エクアドル
最初にご紹介するのは ガラパゴス諸島 です!
ガラパゴス諸島は南米大陸の西側にあるエクアドル共和国の領土です。
ダーウィンの有名な著書「 種の起源 」の着想があった場所でも有名です!
場所は、エクアドルから西におよそ1,000km離れた赤道下にあり、
諸島は、大小の島々からなる火山群島です。
ガラパゴス諸島には、ここにしか生息しない多くの固有種が生息しています!
- 地球最大のリクガメ「 ガラパゴスゾウガメ 」
- 地球上でここにしか生息していない「 ウミイグアナ 」
- 赤道直下に生息する唯一の「 ガラパゴスペンギン 」
キト市街 / エクアドル
インカ帝国第2の都市で エクアドルの首都キト の旧市街は、
保存状態が良く高く評価されている歴史地区 です。
16世紀には南米大陸でのキリスト教布教の拠点だったため、
別名は「 アメリカ大陸の修道院 」と呼ばれています。
街のシンボルにもなっているバシリカ教会の外壁には、
なんとイグアナやリャマなど様々な動物をモチーフにした彫刻が施されています!
見て楽しい教会!動物の彫刻を探しに訪れてみたいですね!
イエローストーン国立公園 / アメリカ
「イエローストーン国立公園」は世界最古の国立公園です。
総面積約9,000Km2という広大な地域にはかつて巨大な火山があり、
今でも地下にマグマがあります!!
また、北アメリカ大陸最大の火山地帯で、200の間欠泉や1万以上の温泉が湧いてます!
- ここで見られる熱水現象全てがここで見られる「 ファウンテンペイントポット 」
- 温泉、噴気孔、泥岩や火山岩が混じり合っている「 マッド・ボルケーノ 」
- 世界最大級の間欠泉「 オールド・フェイスフル 」
「 ヘイデン・バレー 」と呼ばれる広い草原地帯では、
グリズリー、ムース、バイソンなど、希少な大型野生動物の聖域となっています。
メサ・ヴェルデ国立公園 / アメリカ
紀元550年から1270年ごろにかけて作られた、
スペイン語で「 緑の台地 」という意味の「 メサ・ヴェルデ 」
メサ・ヴェルデ国立公園の中には「 クリフ・パレス 」と呼ばれる住居跡があります。
家族で住める部屋が200個以上もあり、一番高いところで4階建くらいの高さにもなります!
集落を築いたのはプエブロインディアンのアナサジ族です。
14世紀前半には、メサ・ヴェルデの周辺に30万人ほどの先住民族が暮らしていました。
しかし、14世紀後半には、忽然と姿を消してしまったそうです。
ここに集落を築いた理由、去った理由も異常気象による干ばつか、
敵から身を守るためなのか、理由はいまだ明らかになっていません・・・。
ナハニ国立公園 / カナダ
「 ナハニ 」とは ネイティブアメリカン・デネ族の言葉で「 精神 」の意味で、
カナダの秘境 とも言われる、ノースウエスト準州にあります。
まさにカナダの秘境と呼ばれる大自然のスケールの大きさを感じることが出来ます。
標高2,972mの「 マッキンジー山 」 や 落差90mの「 バージニアの滝 」 などがあり、
バージニアの滝の高さは、なんとナイアガラの滝の2倍の高さなのです!
そしてなんと!!!
イエローナイフと同じオーロラベルトの真下に位置する「 ナハニ国立公園 」では、
オーロラを見ることが出来ます!おすすめは12月~2月までの冬期です。
ランス・オ・メドー国定史跡 / カナダ
カナダ東部・ニューファンドランド島最北端にある考古遺跡。
1942年にコロンブスがアメリカ大陸を発見する遥か前に、
バイキングによる新大陸入植地として知られています。
生活道具などの様々な遺跡が発掘されている「 ランス・オ・メドー 」の発見が、
「 コロンブスの新大陸発見 」を覆すこととなった とても貴重な発見でした!
クラクフ歴史地区 / ポーランド
「 クラフク 」は、ポーランドの歴史ある都市のひとつで、ポーランド文化の中心地です。
第二次世界大戦の戦禍を免れ被害が少なかったため、
中世の建築物が残る街並みが奇跡的に残り、街全体が世界遺産に登録されています。
中央広場から歩いて15分ほどのところにあるのが ユダヤ人街のカジミエシュ地区 です。
このエリアは、映画『 シンドラーのリスト 』の舞台でもあり有名です。
ヴィエリチカとボフニャの王立岩塩坑/ ポーランド
通称「 ヴィエリチカ岩塩抗 」と呼ばれている ヴィエリチカとボフニャの王立岩塩坑。
ポーランドの南部・ヴィエリチカの街にある、世界最古の岩塩の採掘抗。
全長300km以上、深さ327m、地下9層もあり、
このうちの地下3層地下135mまでが一般公開されています。
採掘場には、2000の小部屋があり、見どころは地下101mにある 聖キンガ礼拝堂。
岩塩を削って造られた祭壇・天井・壁・床すべて塩!!!
写真にあるシャンデリアまでも塩で作られています・・・すごい・・・。
この美しい塩の作品は、芸術家ではなく、坑夫たちが作ったものなんです!
彼らは、作業の安全を祈って、岩塩から美しい作品を作成したと言われています。
見学ツアーに参加すると、壁を舐めてみて!と本当に言われます!!笑
また、クラクフから日帰りでアクセス出来ますので観光しやすいですよ。
ラリベラの岩窟教会群 / エチオピア
エチオピア北部の標高3000mの高地にある「 ラリベラの岩窟教会群」は、
地面の岩を掘って作ったエチオピア正教会の教会堂群です。
世界遺産として認定されているのは、11ヵ所の教会で、
その中でも保存状態が良く、ラリベラの岩窟教会群を代表する傑作と称されているのが
一枚岩でできている「 ギョルギス教会 」です。
縦横12m、十字架の形に掘られ、高さも12mあります。
屋根が地表と同じ高さにあり、屋根には3重の十字が刻まれています。
シミエン国立公園 / エチオピア
「 シミエン国立公園 」は、1969年に設立された絶景の自然遺産です。
エチオピア最高峰「 ラス・ダシェン山(標高4,620m)」を中心とする
4000m級の山々が連なる国立公園であることから、
「 エチオピアの天井 」と呼ばれています!
昼夜の寒暖差が非常に激しい過酷な山岳地帯は、昼と夜の寒暖差が夏と冬ほどあります。
そのため、厳しい環境に適応し独自に進化したヒヒやヤギなどの固有種 がいるなど、
素晴らしい景観と貴重な動植物が生息する生態系を感じることが出来ます!
アーヘン大聖堂 / ドイツ
ドイツ西部の都市アーヘンにある「 皇帝の大聖堂 」とも呼ばれる「 アーヘン大聖堂 」。
国王カール大帝が786年に宮殿教会として建て始めました。
中心にそびえるのは高さ32メートルのドームで、八角形の形をしています。
中世ヨーロッパのキリスト教において「 8 」という数字は「 復活 」の意味を持っていました。
当時はアルプス以北で最大の大聖堂で、現在も北ヨーロッパで最も古い大聖堂です。
カール大帝没後600年を記念して建てられた「 ガラスの家 」と呼ばれる
25mのステンドグラスがはめこまれた美しい礼拝堂があります。
ゴレ島 / セネガル
最後は、セネガルの首都ダカールの沖合い約3kmに浮かぶ「 ゴレ島 」です。
ゴレ島は東西300メートル・南北900メートルの小さな島です。
こちらは「 黒い黄金 」と呼ばれた悲しい奴隷貿易の過去をもつ負の世界遺産です。
アフリカ各地でとらえられたが人々がこの島に集められ、売られていった場所です。
1776年に建設され奴隷の収容施設として使われた「 奴隷の家 」や
フランス統治時代に作られた要塞や大砲、セネガル最古の石造のモスクも残っています。
現在「 奴隷の家 」は、博物館となり、後世にその悲しい事実を伝えています。
世界遺産検定
世界遺産に関連して「 世界遺産検定 」という検定についても
ブログを書いておりますので、是非読んでみてください♪
もし興味持っていただいた方の中で検定のオンライン講座にも興味ある方は、
是非下記より参加してみてください!
世界遺産検定の勉強方法が分からない方、初めての方は必見ですよ( ^ O ^ )
まとめ
いかがでしたでしょうか?
世界遺産、第1号が同時登録で12件もあるなんて驚きですよね!
美しい街並みや壮大な景観、悲しい過去まで様々です。
それぞれの登録背景を知ると現地を訪れた際に良い勉強になりますね。
世界遺産についての外部リンク ( ユネスコ ) をこちらに貼っておきます。
https://www.unesco.or.jp/activities/isan/worldheritagelist
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